RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

認知度を上げるためのやるべきあれこれ_03

火を付けましょう


 社会の人たちに、あなたの会社・製品・店舗を知ってもらうためにサイトを立ち上げましょう。自分の力で作ってみたい方は、Adobe DreamweaverやGoLive、IBMホームページビルダーなど、アプリケーションを利用+インストラクションブックなどを利用すれば、それなりなサイトは比較的簡単にできたりもします。

 また、エクセルのマクロが組んであるテンプレートのように、ロゴやリンクページを入れ替えれば使えるような、テンプレートファイルもWeb上に公開されている物もあります。興味が有ればやってみるのも楽しいでしょうし、mixiのようなSNSのコミュニティーにも、ホームページ作成の情報交換するコミュニティーも有ります。

 ただしホームページを作るための基本知識であるHTMLや、レイアウトを決めるCSSと、ショッピングカートなどのCGIやPerl、アニメーションやリッチコンテンツを作り出すFlashやJavaScriptなど、他のサイトを見て、こんな風に作りたいと考えても、知識やスキルがないと出来ない事は沢山あります。

 趣味として色々とやって見るのも良いかもしれませんが、営業戦略のツールとして考えるなら、素直に外注された方が、時間もお金も節約できると思います。




必要なコンテンツ


 それぞれの企業やお店が、自社のサイトに求める目的は違いますので、一概にこれとこれのコンテンツが必要と言い切れませんが、考えられるコンテンツが企業の事、店舗の事、販売する商品の事などがあった場合、全てを入れ込もうとすると非常に煩雑で、分かりにくいサイトになってしまう可能性があります。

 考えられるコンテンツの分類を書きだし、どの情報がプライオリティが高いのか、順列を付け、ページ内のレイアウトを整理しましょう。販売を目標にする場合、商品や店舗を前面に出しますが、企業情報などはそれほど重要ではないので、ページの最下部、フッタの辺りにページへのリンクを張るなど、情報の重要度で表現する場所も変えましょう。

 店舗や商品など、決まった情報のコンテンツは、一度作ってしまえばあまり変更もないでしょうが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、情報が更新され続けるサイトの方が評価が高くなる傾向にあります。前のページで「燃える物を沢山集めます」と、ブランドとしての差別化のポイントを集めましょうと書きましたが、そのポイントを季節やニュースになった事など、色々な切り口で見直し、情報を蓄積できるように、サーバー内にブログを設置する事を勧めます。




法令で表記が義務づけられているコンテンツ


 販売を目的とするコンテンツがあると、商法で決められた「特定商取引法に基づく表記」が必要です。また商品の配送のために、お客様の名前や住所、連絡先など取得する場合、個人情報保護法による「プライバシーポリシー」を表記しなければいけません。


 コンテンツを作り上げ、契約したサーバーにアップした時点で、インターネット上に小さな火を付けた事としましょう。でも小さな火ですから、いつ消えてしまうかも分かりませんし、お客さんも点いているんだか消えているんだか分からない火には気がつかないかもしれません、次回は「火に油を注ぐいくつかの方法」にしたいと思います。




認知度を上げるためのやるべきあれこれ_04

火に油を注ぐいくつかの方法_1



検索サイトへ登録しましょう


 インターネット上にサイトを開設した時点で、小さな火を灯す事が出来ました。しかし吹けば跳ぶような小さな火で、誰も興味を持ってくれませんし、気にもしてくれません、見てくれる人が居るとすれば、ご家族か友人の方でしょう。駅前の商店街にお店を開いたのならば、街を歩く人がお店を覗き商品に興味を示せば集客に繋がりますが、インターネット上では興味の有りそうなサイトを捜して、ぶらつくのが Yahoo! や Google と言った検索サイトでしょう。

 サイトを立ち上げ、まず最初にすべき事は検索サイトへの登録です、Yahoo!でしたら非商用サイトであれば、Yahoo!カテゴリーに、商用であれば有料のYahoo!ビジネスエキスプレスへの掲載申込みです。代理業務を代行する代理店などもありますが、サイトを立ち上げたばかりで、効果があるのか判断できない物までセールスされる恐れもありますので、信頼できる友人からの紹介などが無い限り、こちらから声をかけるのは控えた方がよいかも知れません。

 もう一つGoogleでは、トップページ下にある(Googleについて)から「サイトオーナーの方へ」にサイトの登録方法や、アクセス解析に便利なフリーソフトなどがあります。やり方などが判らない場合、「Google サイト登録」などで検索すると、解説サイトがいくつもありますので、初心者でも参考にしながら登録できます。




その他のポータルサイトなど


 Web 上のコンテンツで、検索サイトの他にも「教えてはてな」・「教えてgoo」や「王国」など情報のポータルサイトが沢山あります。そのコンテンツの一つには口コミで商品やお店を紹介するページもあり、そこに書き込まれる「教えて」に答えることで、商品やお店、Webサイトを紹介することも出来ます。

 また、SNSと言ったmixiに代表される、ソーシャル・ネットワーキング・サービスでは、お店限定のコミュニティーを作れ、お客様同士やお店スタッフとのコミュニケーションや、新商品に関する意見を聞けるなど、小さなお店ばかりではなく、大企業もそのコミュニケーション能力を、マーケティングに生かすところも出てきています。

 書き込まれたからと即効性はないものの、このようなWeb上にあるコミュニケーションサイトを上手に使うことで、お店や商品の認知度を上げる事も出来ますが、2チャンネルを初めとする匿名の投稿サイトなどは、書き込んでもあまり効果を認められないばかりか、イメージが良くないこともあるので、利用は控えた方がよいでしょう。


 次回はWebではなく、店頭や営業用に使うツールなど説明したいと思います。




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今でも忘れません、2004年2月15日を。

首都高

 何があったか・・・は、バイクで事故りました。1986年に自動二輪の限定解除をし、イタリア・MOTO GUZZI社製のバイクを購入し、ツーリングなどに利用していました。その車両も20年を前に求められるようにツーリングクラブの友人に譲り、同じメーカーの真新しい排気量1100cc2気筒のバイクを購入したのでした。そのバイクに乗り、ツーリングクラブの創立20周年記念ツーリングのクラブミーティングに向かう途中、日曜の朝に会う友人達と会うために首都高のパーキングで過ごし、そろそろお開きでミーティング場所へと本線を走行中に起こりました。

 確かに煙草は、胸も苦しくなってきたことだし、そろそろ止めようと考えてはいたところでした。そんな漠然とした意志で、美味くないと感じながらも吸い続けたのですが、その日パーキングで吸った煙草は、いがらっぽいし不味い煙草だったんです。

 そんな状況でバイクを走らせ、気がついたら病院のベッドの上、目の前には白衣を着た先生と、いつの間にか来ていたウチの奥さん、クルマのクラブで一緒だった麻酔科の先生、あれ?何で先生が・・・。

 首都高のパーキングを出たのが、午前10時少し過ぎだったのは覚えています。良く話しをしていた友人と3台でつるんで走り、途中出口への側道で止まっていた友人を発見、バイクのトラブルかとエスケープゾーンにバイクを止め、一人が確認したところ、ガソリンコックの問題のようで問題なしと。後方からのクルマを確認し再び3台で走り出したところまで記憶に残っていますが、その先の記憶が先ほどのベッドの上で気がついたところからに繋がります。

 3台が走り出した時、私が先頭を走っていました。後を走る二人は私が記憶がないことはもちろん分かりません、でもえらく飛ばすな、と感じていたそうで、きつめのカーブを抜けたところで路上に赤い服を着た・・・人だ。先行した私が転けていると気がつき、バイクを止め後続のクルマの誘導と救急車の手配をしてくれました。



右肩初回
右肩です。左が搬入されたばかり、右が手術後。

 ICUのベッド上の私とかみさんに向かって、ERの先生がレントゲンを見ながらケガの説明をしてくれます、11時30分頃救急車で搬送され、ケガの場所:右上腕骨骨幹部・左橈骨開放骨折・左開放性モンテジア骨折、右多発肋骨骨折、肋骨の骨折による肝損傷、血気胸とのことだった。また血液の状態が貧血状態で、あまりよろしくなく、ヘモグロビン量をカウントする装置を足の親指に付け、増血剤を処方されてもいました。しかし両手の状態はレントゲンで見る限り、素人目にもご愁傷様といえるほど。



左肘初回
左肘です。これも左が搬入された時、右が手術後。

 クルマのクラブでご一緒させていただいた、麻酔科の部長先生は、偶然にも当直だったそうで、全身麻酔が必要なのに右肺がパンクしていたため、大変だったんだからと一言釘をさされ、こちらは平身低頭。救急部の先生の話だと、救急車で運ばれ各種検査後、約4時間かけて手術しましたが、右肩と左肘・手首といった関節のケガが非道く、治るまでは4年くらい、大きな手術も3〜4回は必要でしょうし、治ったとしても手を使う仕事には就けないでしょう。と、とても悲観的な治療結果報告でした。

 また、専門医に治療してもらった方が良いと言われ、先生に大学の医局でどなたか紹介していただくことは出来ませんか、と聞きましたが、心当たりがないと素気ない一言が。この一言が専門医を捜せるサイトを作ったきっかけになったんですけどね。




転院しました。

ランギロア・キアロアビレッジ

 今まで手が使えなくなるなんて事は、想像すらしていませんでした。入院して毎日三度の食事の時も、全て介護の方に口に運んで食べさせていただきました。本も読めません、テレビを見たくても点けられませんし、チャンネルも変えられません。イヤホンを自分の耳に付けることすら、看護師の方にお願いして付けていただくしか有りませんでした。

 それまであまり病気やケガをしたことが無く、生まれて初めて骨折し、入院生活を送りましたが、運び込まれたこの病院のホスピタリティーは素晴らしく、この後に転院した大学病院は動物園かと思えたほどでした。さすが入院するにも長い間待つ必要がある、人気ナンバーワンの病院で、今回入院できたのもたまたまICUのベッドに空きがあったためでした。

 独立して仕事をし始め11年が経っていましたが、心配なのはやはり仕事のこと。途中ペンディングで休止している大きな仕事も2件ほどありました、実際に仕事は同じ建物で一緒に仕事をしている、学校の同級生でもあり友人に引き継いでもらうようお願いし、少し安心できましたが、さあ、体のことはどうしましょう。

 途中ペンディングで止まった仕事の一つが、友人の整形外科医が勤務する大学の教室を紹介するパンフレットの仕事でした。その時期彼は学会などで忙しく、連絡が来ない日がしばらく続いており、退院してから挨拶にでも行くか、程度に考えていたところ、かみさんが持ち帰った携帯に入院翌日、その彼から連絡が入り、状況を説明したかみさんに「僕が診ますから、病院のレントゲンを、外来に持ってきてください」と言われたと、翌日病院に来た時に教えてくれました。



ランギロア・ダイビング

 その彼と友人として付き合いだしたのは、まだ24〜5才の頃、インド洋に浮かぶモルジブへダイビングをしに行った時に、同じツアーで知り合いました。その後お互いに写真が好きで、気も合った気軽さから歯科医師の友人と3人でタヒチ・ランギロア環礁に潜りにも行った中でした。モルジブで知り合った頃は医師国家試験に合格したての、まだ学生の延長みたいだった頃。ランギロアに行った時は、大学に戻り、アメリカに留学する前の頃で、何年か後日本に戻り、大学の研究室で、神経の再生などの成果を全国紙の新聞に取り上げられたり、世界的に有名なミュージシャンを治療したりと、そちらの世界ではかなり有名な人物になっていました。

 結局そのレントゲンで転院が認められ、ICUで退院できるという判断が下された2月最後の土曜日、退院したその足でタクシーに乗り込み、大学病院に転院しました。




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