RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

認知度を上げるためのやるべきあれこれ_01

先ずは燃える物を捜し、火を付けましょう


 お店をやられていたり、小さな会社を経営されていたりと、組織的に営業も難しく、かと言って将来的にももっと基盤をしっかりしたい、顧客を地域の顧客だけでなく、もう少し広範囲にわたって獲得したい。日本全国の全ての企業で、この様な目的を持っていない企業は無いくらい、みんなが願い、知恵を絞り手段を捜しています。

 お金(広告)を使わないブランディングと告知は、企業体質の改善に似ています、メタボなお腹周りをすっきりさせるために、運動というトレーニングで脂肪燃焼させるように、企業体質を改善し、余計な物を取り除いてブランディングを成功できるように、サブタイトルは「ブランドトレーニング」としました。


 少し前までは、地域で営業する企業などは、「認知度を全国レベルで上げる」なんて、広告打つには費用が掛かりすぎるし、自社(製品)にブランド力があるなんて、考えても見なかった事かもしれません。
 全ては情報の流通インフラを変えてしまった「インターネット」が原因です。それまでは媒体を購入してこちらの意見を述べる、平たく言うと広告の事ですが、業界紙1ページにカラーで広告載せると媒体料だけで20万円位(その業界紙によっても値段は変わります)掛かってしまいましたから、デザインとか写真撮影とかの制作料金はまた別ですよ。

 でもまぁ、テレビや雑誌を見ると、ネットやメールなどの単語が出てこない事が無いくらい、当たり前のように使われ始め、ウチでも「インターネット」やってみようかと周りの人に聞いてみると、大都市では通信環境とネットへの接続費用を入れても、月額4,000円程度で済んでしまいます。
 メールを送っても切手代は掛からないし、知りたい物は検索すれば知る事が出来るし、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)に毎月支払う金額には、サーバーの使用料も含まれ、ホームページも持てるようになっていたりと、こちらの意見を述べる条件は、月額4,000円に含まれているわけです。




燃える物って?


 燃える物とは、みんなが知りたい事。会社、お店が持っている長所、自慢できる物です。ただしいくら技術的に優れた物でも、社会通念上認められていない物は「長所・自慢できるもの」にはなりませんので悪しからず。

 例えばパン屋さん。普通の街中にあるベーカリーショップでも、毎日の食事に出てくる食パンやロールパンなども売ってはいますが、実はヨーロッパ風の料理にとても合う、バターをあまり使わない、とても硬く締まったパンを売っていたとしましょう、しかし日本のパンに慣れたお客さんには、硬すぎて美味しくないと人気が無く、あまり売れないのでしょうが「ヨーロッパ風料理にはそんなパンとワインが合う」と知っている人は、地元だけではなく日本国内に目を向ければ多くいます。

 実際にそんなお店があっても、流通を考えると日本全国の商圏は現実的ではないと思いますが、長所・自慢できる物とはそんなモノです。

 初めはこんなところでしょうか、次は「燃える物を沢山集める」と言った辺りを中心に書いてみたいと思います。




認知度を上げるためのやるべきあれこれ_02

燃える物を沢山集めます


 燃える物とは「長所・自慢できる物」つまり、自社・お店(製品)のブランドとしての差別化のポイントの事です。この燃える物を集め、燃える場所を作り、火を付け、燃料を投下し、小さな炎から、大きな炎にしていくのが「ブランディング戦略」です。
 この差別化のポイントを大きな物から小さい物まで、目に見える物から理念と言った考え方までとを、拾い出し、自社・お店の有るべき理想の姿を形にします。燃える物が形になったら、次は燃やす場所です。

 燃やす場所、差別化のポイントをはがき大に印刷しDMにするも良し、ティッシュと一緒に駅前で配布するも良し、広告で言ったら媒体の事ですが、お金(広告)を使わないブランディングと告知、なんて前のコラムで言っており、ホームページくらい一人で出来らぁー!! とご自分で作られる方もいらっしゃるかもしれませんので、大きく燃やす場所はWebサイトにしましょう。




どこで燃やせばいいのだろうか


 インターネットの閲覧、メールアドレス取得等、窓口としてISPと契約され、ホームページ用にとサーバーも割り当てられていると思いますが、商用サイトとしてショッピングカートなど設置する場合には、CGIやJavaと言ったプログラムやスクリプトが必要になります。ISPのサーバーの中には、このCGI やJavaと言ったスクリプトが作動しない物もありますので、出来れば商用サイトとして相応しいホスティングサービスを行うサーバーを利用するのがよいでしょう。

 ISPは個人で契約するには安くて良いのですが、法人契約になると高価で、サーバー容量を増やすと料金が上乗せされる場合があります。別の会社のホスティングサービスを受けたとしても、契約のしかたでこのISPの上乗せ料金内で契約できるサービスもあります。サーバーがストップするのは困りますが、共有サーバーでも安定して運用できるサービスもあり、ランキングなどもWeb上に公表されていたりしますので、安心して利用できるサーバーを選んでください。

 だいたいホスティングサービスを行う会社のサイトには、別料金になりますがドメイン取得サービス案内のページもありますので、ブランディングと言った意味を考え、是非取得してください。可能であればあまり長いドメイン名ではなく、簡潔で覚えやすいドメイン名がよいでしょう。

 第2回はこんなところでしょうか、次は「火を付けましょう」を書くつもりです。




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