- 2011/02/27 Sun
- お仕事関連 > ブランディング > 差別化の為のブランディング
これほどダイナミックに社会が変わる今だから、一番大切なのはPDCA(プラン・ドゥー・チェック・アクション)サイクルをいつも頭の片隅で意識していることだね。だって昔は蕎麦屋で出されるかけそば一つにしても、自宅じゃ作ること出来なかったけれどさ、今じゃスーパーに行けば麺でもつゆでも棚にいくらでも並んでいるし、カップ麺だって結構満足できるものがコンビニにも置いてある。
でも、具体的に何をしたらいいんだべ? って普通思うよな、頭でっかちの理論ばっかりも結構ですが、うちの会社に、店には何をしなけりゃいけないのよ。
やっぱりB to BでもB to Cでも「顧客が求めていることを阻害しないように」が基本だと思います。商品を買わない、店に来ない言い訳をつくらせない事を目標に、営業や店の方針を決めることが発展につながると信じています。
ひとつの例として、飲食店で最近売上が伸びないどころか下がっている。それじゃあと言う事で、単品の丼や食事だけでなく、夜はアルコールを提供し居酒屋風なメニューで売上アップを目指そう。ツマミや飲み物も工夫して一品の単価を抑え、仕事帰りのサラリーマンたちに愛されるお店にしよう。と考え、料理自体は他店と比べても美味しいと感じるし、提供の仕方などもあまり飾らない、料理中心の自宅で寛ぐ雰囲気づくりがお店としてのアピールポイントとして営業していこうと。
でも、こちらもあまり芳しい成績を残せないどころか、長時間の労働で営業する側にも疲れが出てきている。
お客さんとして、その地域ににいる潜在的な顧客を含め、あまり自宅の料理と変わらない「飾らない料理」で顧客は満足しているのでしょうか。おいしい料理と言ってもスーパーの惣菜コーナーで売っているのを、小鉢に移しただけと感じていたらお客さんは満足してくれているでしょうか。例えて言えばマクドナルドのバリューセットであっても、きちんとした接客用の皿に、できたてのハンバーガーとポテトを美味しそうに盛り付けたら、倍近い値段で提供しても顧客の満足は得られると思えるのですが、いかがでしょうか。
お腹すいたなぁ、仕事も終わったし少しだけお酒も飲んで、食事して、さてとどこの店に行こうか。と考えたときに、あそこのお店は安いし美味しいん「だけれど」、料理の盛りつけが小さな皿に山盛りよそるから、外で食べたってよりも、田舎のばあちゃんちで食べているような感じ。とか、アルバイトの店員で接客が悪くて、座っても注文取りに来ないんだよなぁ。とか、だったら店に行かないで家で食べるか。にならないよう、あそこの店は食べ物は美味いん「だけれど」って、店に行かな言い訳を与えないようPDCAのC(チェック)点を設定してみたらいかがでしょうか。
これはどうゆう顧客に来てもらいたい、というお店のブランディング以前の問題。うまい・安い・早いだけじゃ、それを売りにしているチェーン店にお客さんは行ってしまいますよ。というおはなし。
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