- 2011/02/16 Wed
- お仕事関連 > 変化する社会 > インセンティブは明確に
ブログやSNSの普及で、様々な立場の人が自分の意見を言える環境が揃ったからなのか、政治や経済に対して関心が高くなっているのか、人気あるブログなどを見ると必ず上位に並んでいる。政治的指向がリフレ派なのかリバタリアンなのか保守なのか、少し前までは右か左か、または鳩か鷹かみたいなカテゴリーでしか分けられず、議論さえされなかった事(有ったのかもしれませんが市民には届いていませんでした)が専門家同士がWeb上で議論され、多くの市民が読み、判断しコメントで意見を言っている。
独裁的に国家運営されていた国が、SNSで声を上げ始めた市民によって次々と倒され、民主化を実現できましたが、日本でも自由民主党から民主党へ政権交代したにもかかわらず、横ばいなのか悪くなっているのかまだわかりませんが、相変わらずの閉塞感を破るため、自分が変えなきゃと真剣に政治を考え始め、Webで参加し始めている人が増えてきた感じがします。
きっかけはやはりTwitterだよなぁ、あの短い文字数だと気安く参加しやすいけど、意見言うためには調べて考えなきゃいけないから知恵が付いちゃって、昔みたいに上から「レール敷いたので、そこを走るように」と言われても、本当にそれが望んだものか検証するようになったと思う。
やっぱり生活に満足していれば、政治なんか誰がやっても変わんないだろうと無関心で居られるものを、これ以上黙って見ていたら何されるかわからないと、寝た子を起こしたようなものでしょうか。誰かが悪い訳ではないので独裁者のような特定の人物に眼が向くわけでもなく、環境がこれだけ変わったんだからシステムも替えましょうよと、誰かがプレゼンテーションしてくれることを望んでいる状態だと思います。
それを一番最初に気がついて、引っ張っていって欲しいと、政治家の先生たちに望むところなんでしょうが、当の先生たちは相も変わらず政治倫理がどうのこうのとか、官僚の言いなりの大臣がどうのこうのとか、人の足をひっぱることばかりで、この先のシステムをどうしたいのかというビジョンがさっぱりありませんね。
今国民が求めているのは、セキュリティやバグを消すバージョンアップではなく、GUIまでも大胆に変えたメジャーバージョンアップだと思います。外交政策や防衛を始め社会保障についても、色々なしがらみがあって、戦後なんとなく継ぎ足し継ぎ足しでやってきたことが綻び始めているんですから、現状の社会に合わせた形でリストラクチャリングしたシステムが必要な時期だと思います。
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