RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

新商売開始なのだ

この数年、私の仕事であるグラフィックデザインに対する「求められる質」と「対価」が大きく変化した。その結果、今までと同じような売り上げを上げることが出来なくなってきた事から、変化した環境に合わせいろいろな事もしてみたが、B to Bのスタイルが合わなくなってきているのかも知れない。
とは言ってみるが、クリエイティブの仕事はどこでも使い捨てが多かったのは当たり前で、広告代理店でもクリエイティブの人間が社をまとめる代表を勤めることは少なく、私が将来を見越して10年くらい前に手を打っておけば防げていたことなのかもしれませんが。

てな事で対個人を対象に、新しい商売を始めることにした。

もちろん「グラフィックデザイン」と言う仕事が、個人生活に需要があるとは思っていません、ですから売り物とするのがデザインではなく”アート”のカテゴリーに入ると思います。

牧/額.jpg 田中夫妻/額.jpg 赤木/額.jpg

具体的には、ポートレート・ドローイング。肖像画制作を商売にしようと言うこと。Web上でも似顔絵を書きますと言う商売が沢山ありますが、アバターや漫画のような似顔絵ではなく、フェース・デッサンと言うか、画家が油絵を描くときの下書きとしてチョークで描くドローイングです。

芸術面で音楽家や画家の方でも、生まれながらに絶対音感を持って生まれてきた人や、目で見たものを正確に紙に描くことができる能力を持っている人がいます。残念ながら私にはそんな能力は備わっておりませんので、能力者の友人と組み、私がマネージメントと営業業務を受け持ち、仕事をして良く形で始めました。

今までも友人は、仕事上お付き合いのあった大手食料品メーカーの会長の肖像画や、離日する北欧の大使にプレゼントするための肖像画を描いていたりしていましたが、一人ひとりを描くために時間を使っていると長い時間を拘束されてしまいますので、一枚の絵を仕上げるのにも非常に高価になってしまいますが、デジカメのデーターをもとにF10号と言うキャンバスサイズのドローイングペーパーに描き、F8号サイズでマットに窓抜きした額装をし、宅配便での配送料込みで\19,500、ひとつの画面にふたり一緒に描く場合は\24,500で販売しょうと考えます。

牧1.jpg

田中夫妻2.jpg

赤木1.jpg

装丁する額も好みに合わせるようにすると、効率も悪くなってしまいますので、シンプルな額2種類からスタートしようと考えます。

一点ごと描いていきますので、複製するには多少問題もありますが、要望があればデジタル版画と言う形でリサイズを含めた複製も考えており、京扇子の伝統工芸士による扇子作成までも視野に入れています。

大切な親や兄弟、友人との記念を形に残すこの新しい商売、うまくいきますがどうか、この記事を読んでなんだか良さそうと感じられましたら、ぜひ周りの方に教えてください、よろしくお願いします。

・・・急いでサイト作ってアップしなきゃ。



ほとんどの人が疑わない常識を疑え!

タイトルの「ほとんどの人が疑わない常識を疑え!」とは、最近の私のデスクの前に貼ってある一言なのですが、広告の制作で企画をしていた者なら必ず通ってきた「どう表現するか」を考える時、その制作物のコンセプトからメインビジュアル、表現までをどのようにしたら広告を見てくれた人にフックとなって商品購入まで至ってくれるのか。

ほとんどの人=社会常識なのでしょうが、その「ほとんどの人」が広告のビジュアルとコンセプトが想像通りのものよりも、期待を少し裏切るサプライズがある方が見る人の心に残ることから、正面ばかりからではなく、色々な角度の切り口で物事を見て判断する訓練をしてきました。

でも「ほとんどの人」の期待される常識から、一歩先まで行ってしまうと行き過ぎてしまい、自分の求めているものと異質な物だと認識になってしまい、フックにもならないので半歩先位をよく考えました。

人ってだいたいが育ってきた、生活してきた常識に則って自分のデフォルトを、自分はここまでと線引きをしますが、その常識を少しだけ外すことで新しいアイディアや戦略を思いついたりします。そう、会社の常識って見方によっては、社会の非常識だったりしますから、自分の考えている常識の枠を少し外れれば、いろいろなアイディアが湧いてきます。

世の中には様々なクラスの人たちがいます、毎日の生活にも苦しむ経済的に恵まれない人もいれば、セレブと言われて喜んでいるような人たちも、自分がその人になったように考え、求めていることをペルソナとして形にすることがクリエイティブなのでしょう。

これはもう広告に対するアイデア出しという範疇ではなく、企業の販売・営業戦略においても同じような事が考えられますね。コンシュマーはいつでも無い物ねだりで贅沢なのだ。大きく外れるマイノリティーなポイントではなく、少しだけ本流から外れた所に差別化のポイントを置く、その方が理解されやすく、訴求しやすいのでしょう。

世の中でHITした商品には、その商品が登場した時期の社会常識からすると、ハズレてしまっているものが数多くある。古くはSONYのウォークマンもそうだし、同じ携帯音楽プレーヤーのi-Podもそうですね。たいてい非常識な若者のライフスタイルから、ニーズが喚起され、そのペルソナに従った商品がHITするのでしょう。

今までの非常識な若者と言われた人たちは、繁華街に集まり、群れる所から若者文化と言われるモノを産んできました。Webと言うインフラが整った現在では、一定の場所に集まらなくても群れることが出来るようになりましたので、こちらはこちらで一つの文化を作り出しています。

昔は雑誌などからサブカルチャーとして、若者文化が出てきましたが、印刷媒体からWebへ、マスからパーソナルへと移り変わってきました。そのように大きな社会文化と言うものから、細分化された個々の文化になると、物に対しての執着は小さくなるのでしょう、物からサービスへの移行ですね。

最近Web上では綺麗なお姉さん達が、フリップを持って時間を教えてくれる「美人時計」が人気ですが、なんと「AV時計」まで出来ています。うーん、やはり私たちの世代との社会常識が変わってきている、今まではどちらかというとアンダーグランド的なイメージが有りましたが、この「AV時計」を見てみるとアングラなイメージは感じさせず、アイドルの一つのカテゴリーになった感じもします。

風俗とアイドルの隙間を埋める、サービス産業に成長するかもしれませんね。いいトシこいてもカワイイ女の子は大好きですから、傍観者として眺めさせていただきます。

さて、今日はもう12月の25日、クリスマスです。来週はもう元旦、2010年のスタートです、2009年は公私共にあまり良いことは無かったように感じますが、2010年は良い年になりますように。




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