RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

同じお金を掛けるなら・・・。

折り方

 自社の行う事業を紹介するために、良く利用されている、A4サイズの紙に印刷されたリーフレットやフライヤーですが、苦労して作られた方に対して申し訳ないのですが、ほとんどの物が紙のリサイクルBOXに直行です。なぜか?あれもこれも目立つようにと考えている結果なのでしょうが、見た目が整理されていない。パワーポイントなどドキュメント上で目立つように?と、派手な色の立体文字や、グラデーションをそのまま持ってきて、何が言いたいのか見る気がしない。などなど。

 A4ペラ1枚で、説明しようとするストーリーを表現するのに、一つの紙面に入れ込むのでそう見えるのです。例えばページ立てのカタログだったら、起承転結とストーリーを組めるけど、費用が掛かりすぎて・・・。それは当然ですが、一枚の紙を単純にまん中で折ってみてください。これで二つ折り(4ページ)の印刷物です。

 上の画像にあるように、一枚の紙を均等に3つに分け折っていくと、Z折りと巻き折りと2種類の三つ折り(6ページ)の印刷物が出来ます。都合が良い事にA4という紙のサイズの長手は29.7cm、その三つ折りですから完成した物は大体10cm×21cm(短手)のサイズになり、郵便用封筒の定型サイズに収まります。良く請求書などの発送でも使われると思いますので、ご存知かもしれません。

 折ってある紙を開くと言う事は、それだけでストーリーが出来やすくなります。ただ機械を使って折るだけですから、印刷屋でも加工費はしれた物で、費用も 1割増えるかな?なものです。数万円を掛け内容も伝わらないツールを作るのなら、印刷の上がった紙に“折る”という工程が増え、多少値段は高くなりますが、見る人に理解されやすいツールを作った方が、効果の高いツールといえますよ。




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