All About ProFileを辞めました。
- お仕事関連 > ブランディング > 差別化の為のブランディング
- by virbius
- 2009/06/01 Mon 15:23
昨年の6月から参加し、130のコラムと28の Q & A に答えて参りましたが、5月一杯で契約を更新せず退会しました。一番大きな理由としては「専門家」として登録している方達の質の低下を感じた事。
Web環境が整った今、サイトを通じて B to B のマッチングを行う会社がいくつかあります、このような形で仕事の依頼を行ったり受けたりをするには、写真やイラストなど成果物を購入するなどでは効率よく仕事をこなす事が出来るでしょうが、私が仕事としているデザインに関し、クライアントをよく知り信頼出来る関係でないと良いものは出来ないと感じております。
多くのマッチングサイトは、クォリティーよりも納期や金額優先と考えられる節が見え、参加する気も全くありませんでしたが、All Aboutさんはコラムや Q & A と言った内容を重視し、参加する者のブランディングとしては効果があると参加しました。
登録し参加する事にシステム利用料と言った費用も掛かります、現在登録している専門家の方達は908名おり、登録しているジャンルも複数登録されている方も多いと思います。
まぁ、言い換えてみればテナントを沢山集めたショッピングモールのようなモノでしょうか。
私としてはそこに行けばいろいろな業種の、沢山のお店を見る事が出来るよりも、個性的で特徴がある質の高い専門家の集合が、All Aboutさんの差別化というブランディングで、量より質と考えていました。
でも最近私の所属していた「ビジネスジャンル」の専門家の方達で、仕事に直接関係ない話題のコラムや、ランチに何を食べたなど、どちらかと言うと下らないコラムを書く方も現れ、All Aboutさん自体がトイレのスリッパになったダンヒル、またはサンローラン的なブランドになっちゃったのか?。
ブランディングは求められれば何でも行う事ではなく、自分の立ち位置や考え方を表明し、それにそぐわない物は排除しなければ達成出来ません。
サーバー上のスペースを賃貸するだけで、年間2億円以上(予想)の売上があると、あまり細かい事は気にせず、沢山の店子を集めるというのも、企業としてはあながち間違いではないのでしょうが、企業のブランディングという視点からすると、やってはいけない事と感じます。
Tweet