RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

効果的な広告方法について

Q:効果的な広告方法について


私は医療機関に勤めています。私の地域では、医療機関の野立て看板が非常に多いと思います。しかし、野立て看板を見て、医療機関を選ぶ人というのは少ないのではないかと考えます。そう考え得ると、野立て看板にお金をかける意味があるのでしょうか。また、例えば予算が200万円とすれば、野立て看板よりももっと効果的な広報というものはないでしょうか。

A:医療機関の広報は長期的戦略が必要です


ヴァレオさん初めまして。

医療機関の規模によって保険診療制度が変わっていますので、看板を立てる目的がハッキリしませんが、仮にクリニックで地元の患者さんに医療機関の存在をアピールする目的として回答させていただきます。

まず勤務される医療機関の専門とされる診療分野などはあるのでしょうか、在るのでしたら専門分野をアピールする形の表現で、他の医療機関との差別化を図ります。最近では患者さんも医療の質を求め、ネットで症状から大まかに自分の病名を判断し、医療機関を捜してから来院する患者さんも増えていますので、 Webサイトで医院の特徴を紹介する事も必要でしょう。

また地元の方にとって、医療機関は社会保障インフラの一つでもありますので、具合が悪くなったと思ったらすぐに頭に浮かぶ医療機関として、野立てや電信柱・公共交通機関への看板などで、近隣住民の方達へ、医療機関名の刷り込みは必要でしょう。

また、広告以外でも、地元自治体で行われる検診や予防注射の指定医療機関となるなど、クリニックならではのリテール感の構築も必要かもしれません。

医療機関が急性期医療や救急を受け入れる基幹病院などでしたら、アプローチの仕方も変わりますが特定機能病院でない限りリテール感の構築は必要だと思います。

ただ病院名を連呼するだけでなく、専門医療分野を明確にする、地図などで場所を明確にするなど、差別化を考えた表現が必要と思います。

医療機関の売り物は安心です、キチンとアピールし相手に伝わるには時間が掛かります、長期的な展望で望んでください。





このQ & Aは、All AboutPfoFileに届いた質問に対し、RISE Production佐藤が答えた物を転記しています。オリジナルページはこちら


人それぞれに得手・不得手がありまして

ラコステポスター 東京モーターショーポスター

少し前になりますが、先日のWBCでは、思いもよらなかった日本の連覇で幕を閉じました。

個人的には野球というスポーツは、見るのもするのもあまり得意ではないので、ゲームに対する自分の気持ちを文章に、などと言う気は更々ありません。

ただしスポーツですから、生身の人間同士が真剣勝負をしていくと、練習で培った技術のほかに、個人の持つ能力の差が大きく出るのでは、と考えさせられました。

バッターに限った話としても、今回最後で大活躍だったイチローのようなテクニカルなバッターがいる反面、前回も今回も出場できなかった、ヤンキース松井のようなパワーヒッターもいる。

これはスポーツに限ったことではなく、私の仕事とするクリエイティブの世界でも、得意な分野と不得意の分野があります。

私なんかどちらかというと、ヒヤリングから相手の目標を客観的につかんで表現する、テクニカルを得意としていると感じますが、反対に芸実的な完成度の高い作品で、ぐうの音も出ない表現をするクリエイターもいます。

主に広告を制作している大きなデザイン事務所は、さまざまなタイプの人材を集め、表現に多様性を持たせていますが、我々の事務所のようなディレクターがスタイルを持ち、特化した分野に強い事務所もあります。

以前までは代理店などが制作会社をコントロールし、クライアントとクリエイティブをエンゲージしていましたが、社会環境の変化からさまざまなルートで、ダイレクトに仕事を頂く環境になりつつあります。

この事から我々制作側も表現に多様性を持たせるために、得意な分野で補完しあえる体制を取るために、セゾングループやラコステ、ブリジストンなどのポスター制作から、オブジェクトやイラストの制作などで大きな実績のある、(株)大木理人デザイン室と協力する体制を整えました。

彼とはデザインに関し職業訓練校のようだった高校時代の同級生で、気心が知れており、協業して仕事を進めていくのにも、安心して任せることが出来ます。

その替わり、ページ物の制作などは余り経験がなく、ミーティングなどで人とコンセンサスを取ることなども苦手な部類に入りますので、お互いの得意分野を活かし、不得意な分野は補い合う形で仕事をしていきたいと思います。

彼の今までの実績は、弊社のサイトに実績として掲載してあります、ホームランバッターとしての彼の仕事をご覧になってください。




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