RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

マッチングサイトも差別化しだしたが

ビジネスの方法論として、Webサイト上のマッチングサイトを利用した、企業とクリエイターのエンゲージが増えています。

どこのマッチングサイトも、主催サイトに企業側からオファーを出し、簡単なオリエンテーションの上見積もりと納期を提示し、エンゲージするのが流れでしょう。

クリエイティブの世界でもいろいろなタイプの仕事があります、私の仕事としている売り物は、フォーマットされていない、一つ一つがオリジナルで重さもありませんし、幾つあるのか数を数えることも出来ませんが、最近エディトリアルの仕事などでは、デザインや色の使い方などがフォーマットされ、データベースを基にページを作り上げる仕事もあると聞きます。

今までクリエイターとクライアントが、一つの目的の物を作り上げるために擦り合わせし、あちらを削り、こちらを持ち上げ作ってきた物と、70%位の満足度のデザインで、時間や費用などの作業効率を上げた物に、別れてきているのではないでしょうか。

これはどちらが良いか悪いかではなく、求められるニーズの結果なのでしょう。

先日のコラムにも書きましたが、擦り合わせを必要としている側の仕事では、クリエイターとクライアントとがコミュニケーション出来るように間に代理店が入り、お互いの言語に翻訳する作業をしてスムーズな進行をコントロールしています。

一方のマッチングサイトでは、エンゲージ後は丸投げしてしまい、メールや電話対応などはあるようですが、間に入るようなことはしていないようです。

しかし、出来上がってしまうと思っていたものと違う、などとクレームを頂くことが増えてきたようで、一部マッチングサイトでは間に入り、有料で翻訳作業を開始したそうです。

ちょっと待って、それって今までの代理店がやっていた仕事とどう違うの。

と突っ込み入れたくなってしまいます、代理店の仕事を代表するとも言える営業職、代理店のアカウントとして専門的に長い年月ノウハウを蓄積してきた上での仕事なのに、現場に出ればクリエイティブ・クライアント両方から仕切りが悪いなど、尻を叩かれ仕事をしているのに、マッチングサイトがアカウントを始めたと聞いても『まともに仕切って仕事してくれるのか』はなはだ疑問です。

私も参加しているから身贔屓で言うのではありませんが、質を保証しつつ新しいメディアを利用し効率化を図るマッチングサイトの中で、ここAll About ProFileのシステムが今のところ一番合理的と感じます。




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