RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

企業PRのためにカレンダーをつくりたいのですが

Q:企業PRのためにカレンダーをつくりたいのですが


企業PRのためにカレンダーの制作を考えています。カレンダーがついたポスターか卓上のカレンダーなどで、さりげなく企業PRを図りたいです。明らかに企業の広告だとわかるようなものにはしたくないので、ロゴデザインやパッケージデザインは控えめに、自然と使ってもらえるようなデザインがいい、など考えております。様々な考えは頭の中にあるのですが、まず何からはじめたらいいのかわかりません。どう思考していけばよいでしょうか?



A:カレンダーを使ったPRの目的を考えましょう


PRのためとの事ですが、誰に対して貴社のPRをお考えなのでしょうか、カスタマー・コンシュマー、対顧客に対してだと、使っていただいている商品のイメージアップも兼ね、いわゆる「格好いい写真・ドラマティックな写真」で構成したカレンダーなどは、顧客が「この商品を選んでよかった、次もこのブランドにしよう」などの動機付けの効果があると考えられます。

見込み客相手にでしたら、企業・ブランドイメージの向上を考え、企業理念を表現するようなクォリティの高いイラストや絵画、写真をメインビジュアルにした表現も考えられます。

カレンダーに限った事ではありませんが、広告やPRツールは、企業目的を遂げるための手段です。

制作するに於いてクライアント側でまずしなければならない事は、PRする目的を策定する事が優先されると思います。

猟師が鉄砲を撃つのは、撃ちたいから撃つわけではありません。獣を捕らえるため、食料取得の手段のために鉄砲を撃つんです。

私事ですが、以前某電力会社のカレンダー制作のコンペで、「都市の中の花」のコンセプトを頂きプレゼンさせていただきましたが、花そのものを使ったデザインと、見る人、使う人を和ませるアーティスティックな建築写真を使ったデザインを提出しましたが、他の制作事務所を押さえ、提出した2点が同率トップでコンペを通過した事があります。

制作側が企業の考えるコンセプトの先にある目的を理解する事で、表層にあるコンセプトの画一的な表現だけではなく、企業の伝えたいイメージをユーザーに届ける事が出来ると信じております。





このQ & Aは、All AboutPfoFileに届いた質問に対し、RISE Production佐藤が答えた物を転記しています。オリジナルページはこちら


1/1