RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

けちんぼからのお願い。

タイトルを「けちんぼからの〜」と書きましたが、必要な所ではちゃんとお金を使っています(つもり)。

例えば仕事で使うPCなどは、作るデータ一つひとつの量が年々桁違いに大きくなっていますので、ソフトウェアのバージョンアップに伴って演算処理の早い機種に入れ替えたり、クライアントの意向でムービーが必要であれば編集も可能な機種になど、必要だから新しい物へと買い換えていますが、基本的に機械類は大切に扱う物持ちの良い方だと感じています。

そのように製品の持つ機能以上に、作業環境の変化や社会が求める新しい機能が更新され、製品の機能革新を求められる製品がある一方で、限られた作業の効率化のために使われる製品、例えばコーヒー豆を挽くミルや、ミキサー、フードプロセッサー、シェーバーなどなど、言い換えれば成熟した作業に限定された製品とでも言いましょうか。

使用環境で大きなイノベーションが起きにくい製品でもあり、製品を購入するのも新規よりも壊れて?使えなくなっての買い換えが多い分類の物ではないかと感じます。このような付加価値よりも基本性能が高い家電製品は、日本メーカーよりも欧州メーカーの方が頑丈で壊れにくい上に、壊れた場合も簡単にパーツ交換出来る、言ってみれば長く使える製品が多いように感じます。

けちんぼの証明として現在使っているシェーバーですが、オランダのP社の製品を使っていますが、こちらは既に20年目です。購入する時に毎日使う場所は洗面所に限定されるので、充電式よりも交流式の方が充電池の劣化などがない分、長い間使えると考え購入した物ですが、まさかここまで使うとは思っても居ませんでした、だって壊れないんだもん。

もう一つは電動歯ブラシ、ブラシヘッドが動くドイツのB社の物ですが、7年前に充電池の劣化でリペア品と交換した意外使い続け、既に15年ほど使っています。リペア品とは言っても駆動部分と充電池はメーカーで確認しての出荷ですから、ほとんど新品の状態で、かかった金額は確か¥2,000代と非常にリーズナブル。

対して国産メーカーのP社のバリカンを使っていますが、8年前まで使っていた交流式の刃が欠け買い換えるのですが、その時は刃の交換で新しい機種を購入するのと同じくらいの金額を提示され、充電式しかないのでそれを購入しましたが、4年で充電池が使えなくなり交換で確か¥5,000ぐらいかけて交換しましたが、つい最近再び充電不能となり、新しい製品と交換する事になりましたが、私にも一応学習能力はあります、その国産メーカーの製品は買いません、オランダのP社製になりました。

国産メーカーは、もっと購入してくれたカスタマーの事を考え、サービスを行うよう考え直した方がよいのではないのか、任天堂のように。人の手が掛かるから修理に高額な金額を提示するのはまぁ解る、ならばユーザー自身が消耗品の交換を前提とした製品作りは、作り手としてしかるべき筋ではないのだろうか。

修理に高額な金額を提示して新製品購入を促すのは、ユーザーよりも自社の利益を優先した考えと思えてしまいます。




1/1