新しいエネルギー源
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- by virbius
- 2009/02/09 Mon 14:41
個人的なことですが、お酒好きです。
中でも赤ワインは年齢的にも飲んでいておいしく、蒸留酒に比べ体も楽な感じがします。
冬はまだ出しっぱなしでもかまわないのですが、夏場気温が高くなるとぬるいワインはやはりおいしくなく、だいぶ前になりますがワインセラーを購入しました。
ワインというものはなかなかデリケートな飲み物らしく、温度変化の少ない、しかもあまり振動があるとよろしくないものだそうです。
私が飲むのは1本1,000円程度のハウスワインばかりですから、あまり厳密に高機能なセラーは選ばずにいたのですが、いろいろと比較検討のためにカタログなど集めました。
中でも当時ナショナル(現Panasonic)から出ていた高級ワインセラーが気になる存在でした、通常の冷蔵庫やセラーは庫内を冷やすために、冷媒をコンプレッサーで圧縮・解放の気化熱が熱を奪う方法で冷やしていましたが、このセラーはあまり聞いたことのない方式の「ペルチェ冷却方式」というものを採用していました。
これは冷却のために動くコンプレッサーの代わりに、ワインの嫌う振動が出ない「ペルチェ素子」という半導体素子を利用していました。
先日このペルチェ素子および関連製品で世界最大手の株式会社KELK(小松製作所100%出資子会社)が、このペルチェ効果による世界最高効率の熱発電モジュールを開発したそうです。
たとえば今まで熱を効率よく捨てるために、車などはエンジンのシリンダーやヘッドなど、空気や液体に熱を移動させることで冷却していました。
親会社は建設機械を扱う小松製作所ですから、ディーゼルエンジンの廃熱から発電する研究も、スタートしているそうです。
工場やゴミ焼却場などでも、今まで捨てるしかなく、邪魔者だった廃熱を使って電気を作ることが可能になり、捨てていたエネルギーが資源になります。
これからの社会のために循環型社会に移行する事が好ましいと言われ、地球資源を原料とせず、CO2を排出しないエネルギー生産は、今まで風力や太陽光発電に限られていました。
しかも太陽光発電よりも効率よく発電できる(ニュースリリースより)デバイスが誕生したことで、自然からのエネルギー供給源の選択肢が増えた事は、すばらしいことに思えます。
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