RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

事業を横に拡大するべきか、縦に深掘りするべきか

Q:事業を横に拡大するべきか、縦に深掘りするべきか


ファミリー層へ向けたアパレル用品の販売を、店舗とネットショップで行っています。業績もそれなりに好調で、今後事業を少しずつ大きくしていこうと考えているのですが、その方向性について迷っています。取扱商品の中には、そのまま他のターゲットへも訴求できそうな物があるため、ファミリー層以外へ同じ商品を展開するか、同じファミリー層へ向けて、インテリアや生活雑貨など、新たな商品を提供していくか、横に広げるか縦に深掘りするかで悩んでおります。ケースバイケースだとは思いますが、それぞれの展開を行った場合の一般的な注意点などがあればお聞かせ頂きたく存じます。

A:新しいターゲット層のブランドポジションは?


確かに一言でファミリー層と言っても様々なライフスタイルがあり、同じ商品に複数のターゲットがあっても不思議ではないのでしょう。

その新しいターゲット層と、既存のファミリー層とでブランドのポジショニングは似たような物なのでしょうか。


昔からアパレルに関し、若い世代が「ハズシ」という概念でテーラードを崩した着こなしで、ファッションとして取り入れたりしていますが、同じように新しいターゲット層と、既存のファミリー層とにブランドポジションが違う場合、お互いの足を引っ張る結果となりますので、お店のインテリアやサイトのデザインコンセプトにまで手を入れるか、別の施設が必要になります。


インテリアや生活雑貨と言った、同じターゲットの新しいセグメントへの進出ですが、店舗には売り場面積という広さの縛りがあるので、既存店で商品構成を変えるには、店舗の改装まで考慮しなければいけないと思います。

しかしWeb上では店舗面積の縛りはありません、アンテナ的にWeb限定で先行販売し、顧客の動向を見てから店舗へ展開した方が、リスクは少なくて済むと思います。


先ずはその新しいターゲット層の、ブランドポジションを調査される事をお奨めします。





このQ & Aは、All AboutPfoFileに届いた質問に対し、RISE Production佐藤が答えた物を転記しています。オリジナルページはこちら


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