RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

小さな会社に、経営理念や企業ビジョンは必要ですか?

Q:小さな会社に、経営理念や企業ビジョンは必要ですか?


10名ほどのスタッフと一緒に、パソコン教室を事業の中心とした、IT困りごと解決の会社を経営している者です。設立から5年間、地域に密着しながら活動をし、それなりに安定をした運営ができているのですが、1つ気になっていることがあります。

弊社は元々脱サラをした数人の仲間で始めたサービスで、綿密な理念や将来的なビジョンなどはあまり深く考えず、まず目の前の売上げを立てていくことと、地域に愛さるサービスを提供していく事だけを考えて、今日までがむしゃらな活動をしてきました。

この様な小さな会社にも、経営理念や企業ビジョンといったものは必要でしょうか?もちろん存在しないよりは、明確な方向性が定まっていることが望ましいとは思います。しかし、これまでに困った事がなく、また理念やビジョンを定めたとして、どのように活用をしていけばよいのかがよく分かりません。

漠然とした質問で恐縮ですが、ご意見を伺えれば幸いです。

A:どなたに対してのビジネスでしょう?


boriさま始めまして、ライズプロダクション佐藤と申します。遅くなりましたがコメントさせていただきます。

専門家の皆さんが仰るように、社会の中で活動していく企業として、経営理念や企業ビジョンは無いよりは有った方がよいのでしょう。

しかし地域密着型の B to C に近いサービスで、仲間と始められたとの事ですので、理念やビジョンなどを明文化し、社内で意識を共有したとしても、目に見える効果は少ないと思われます。

ただし、今後地域の方達を対象にしたパソコン教室や、コンシュマーに近い方へのITコンサルティングから、B to B として企業や地域のグループと付き合う必要性が出てきた場合、経営理念や企業ビジョンは、boriさまの会社を理解していただくために「必要な物」と考えます。

100の言葉を並べて理解していただくよりも、整理された少ない言葉で伝えた方が、多くの人に正しく伝わるからです。

対個人に対しての契約でしたら、直接お会いし言葉を交わす事で、人となりや、企業イメージも伝わりますが、企業対企業の契約ですと、担当者の背景にはその企業の全社員が存在します。

今まで直接お会いした事がないその企業の社員の方にも、御社のサービス内容を正しく理解していただくためにですが、これはboriさまの会社がもっと小さな会社であろうと、契約する相手が企業の場合、経営理念や企業ビジョンは必要だと考えます。




このQ & Aは、All AboutPfoFileに届いた質問に対し、RISE Production佐藤が答えた物を転記しています。オリジナルページはこちら


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