- 2009/06/03 Wed
- お仕事関連 > ストラテジー
サントリーの創業者、鳥井信治郎の家訓として残っている言葉ですが、不況と言われ、社会環境が大きく、しかもドラスティックに変わっている現在では、企業がこの荒波の時代を渡りきるために、一番適切な言葉かもしれません。
高度成長時代に皆横並びに成長して行けた時には、他人の通った轍をトレースするように歩いて行けば、大きく失敗する事もなくGDPの成長率くらいで企業も成長出来たのでしょう。
しかし業種によっては利益を得るためのシステムが、根幹から変わってしまったのではないかと思われるほど、社会環境が大きく変化しています。そんな時に誰かの作った轍をトレースしてみた所で、仲良くみんなが沈没する船に乗り合わせているような物です。
誰も歩いた事のない、答えも正しいのか間違っているのかハッキリとしない、でもこの道を歩いていても沈むだけだとしたら、可能性を求めて新しい道を捜さなければ行けません。
仕事は出来ない事の理由を捜す事ではなく、社会の道理を外すことなく細心の注意を払いながら新しい道を捜す事ではないでしょうか。
何も今までの事を全て否定し、新しいジャンルへの方向転換が求められているのではないと思います。
技術革新や商品開発だけではなく、社内のマネージメントにおいても新しい仕組みで作業効率が上がるのでしたら、チャレンジして行き、一つ一つは小さな効果かもしれませんが、結果としてそれが積み重なる事で大きな効果が上がるのではないでしょうか。
Webと言う環境が出来、社会と企業のダイレクトなコミュニケーションが容易になったと言っても、B to C のビジネスとして以前からマスメディアへ広告の出稿や、ニュースリリースを行う広報部などの部署を持つ企業は、その重要性をよく知っているからか早いうちからの対応も出来ていますが、大きな企業でも B to B で活動してきた企業では、その重要性を理解しつつも行動を起こしていない企業も沢山見受けられます。
広報活動、特にWebと言うメディアを使っての活動は、広告や販促ツールのようにすぐに結果の出る物とは違い、メディアリテラシーを知りコミュニケーションを繰り返す事でお互いの信頼感を高め、持続的な成長を目指す物です。
「やってみなはれ」精神から始めて見るのはいかがですか。
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