その印刷物、自己満足のため?
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- by virbius
- 2008/10/14 Tue 20:36
様々な企業が、社員というステークホルダー向けに「社内報」などの印刷物を制作し、配布していますが、多くの企業がライターなどプロの手を借りず、広報課などのスタッフが原稿の作成を行っています。
でもねぇ、個人のブログやmixiの日記書くように原稿書かれても、ダラダラと長いだけで何を伝えたいか理解するまでに、凄く努力を要します。
デザインなどで、少しでも読みやすいように工夫し、文章をキチンと読んでもらえるよう、写真や表などでリズミカルなレイアウトで作るにしても、限度があります。
社長や役員の方の方針や、プランを余すところ無く伝えようと、全てを文章に書きだすのかもしれませんが、文字が多ければ多いほど逆効果です。
利用のされ方としたら、自宅に持って帰り見出しだけ見て、梨の皮をむいてゴミ箱に捨てる時の包み紙になるのが唯一の有効利用かもしれません。
経営者は何を伝えたいのか、自分で咀嚼して方向を吐き出さないと、喋った言葉を単純に文章にする事は、その内にコンピューターでもできるようになり、そうしたらあなたのする仕事は無くなります。文章が長くなりそうならば、箇条書きも要素がハッキリとしていて有効的です。
長い文章を書き上げる満足だけではなく、「読んでいただく方がいかに理解していただけるか」に仕事のポイントを置くべきです。バイトやパートと言った時間をお金に換える仕事もありますが、ナレッジワーカーの仕事は量ではなく質ですよ。
広報物を発行する目的は、情報を伝えるためであり、けして印刷物を作る事が目的ではありません、それは手段です。
見ただけで拒絶されるような印刷物は、作り手の自己満足のためにお金を使っているような物で、無駄です。
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