RISE weblog

RISE Productionアートディレクターの佐藤です、仕事上で感じた事からプライベートな事まで、こちらのブログに書いていこうと思います。

こんなご時世だから本業重視で

新しい事業に足を突っこむのは、リスクが伴いますので、広く浅く事業を行うのではなく、専門の事業を深く掘り下げましょう。

と言う事なのですが、この社会変化が早く急激に起きている場合には、隣接する事業をも含めて掘り下げてみる必要があるのかもしれません。

つまり、様々な要因で携わっていた事業が、斜陽業種に変化していた場合、いつまでも深掘りしていっても傷口を広げるだけです。

何度か申し上げていますが、ダーウィンの進化論の中でも生き残る生物は、力のある生物でも、頭の良い生物でもありません。
環境の変化に様々な方向性を探り、自らを変化させ対応できる生物です。

企業も同じだとは思いますが、冒頭にあるように新しい事業に対して、リソースが無いのに新しい事業に足を突っこむのは無謀です。


行っている事業の何に、クライアントは対価を払っているのでしょうか。

技術力? マネージメント力? 先進性? 反対にクライアントが求める物は何ですか?

私の元々の仕事はグラフィックデザインですが、クライアントの多くは紙媒体だけではなく、Webを含めた社会全体に対するパブリシティを求めています。

以前でしたら専門外ですと断ってしまっていたかもしれません、でもウチも変化しているんです、歩みはのろいのですが。

広告代理店など、以前からワンストップで全ての業務を引き受ける企業もありますが、料金的なことを含め、まだまだ敷居は高いようです。

この先「事業を何か別の方向性も考えなければ」と聞かれたら、いきなり別の事業に手を出せとは言いません、多少なりと様子が窺える隣接事業に手を付けてみてはいかがでしょうか。

最初から社内スタッフだけでは難しいのでしたら、将来的には統合を考えた業務提携から始めるのも、リスクを考えると合理的だと思います。

それでもなかなか出口の扉が見つからない時は、我々のような外部の人間が見ることで、答えに繋がるかもしれません。
いままでの慣習からの視点を変え、自社の都合ではなく、顧客の考える業態から事業を考えることで、ブレークスルーに繋がると思います。




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