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ほとんどの人が疑わない常識を疑え!

タイトルの「ほとんどの人が疑わない常識を疑え!」とは、最近の私のデスクの前に貼ってある一言なのですが、広告の制作で企画をしていた者なら必ず通ってきた「どう表現するか」を考える時、その制作物のコンセプトからメインビジュアル、表現までをどのようにしたら広告を見てくれた人にフックとなって商品購入まで至ってくれるのか。

ほとんどの人=社会常識なのでしょうが、その「ほとんどの人」が広告のビジュアルとコンセプトが想像通りのものよりも、期待を少し裏切るサプライズがある方が見る人の心に残ることから、正面ばかりからではなく、色々な角度の切り口で物事を見て判断する訓練をしてきました。

でも「ほとんどの人」の期待される常識から、一歩先まで行ってしまうと行き過ぎてしまい、自分の求めているものと異質な物だと認識になってしまい、フックにもならないので半歩先位をよく考えました。

人ってだいたいが育ってきた、生活してきた常識に則って自分のデフォルトを、自分はここまでと線引きをしますが、その常識を少しだけ外すことで新しいアイディアや戦略を思いついたりします。そう、会社の常識って見方によっては、社会の非常識だったりしますから、自分の考えている常識の枠を少し外れれば、いろいろなアイディアが湧いてきます。

世の中には様々なクラスの人たちがいます、毎日の生活にも苦しむ経済的に恵まれない人もいれば、セレブと言われて喜んでいるような人たちも、自分がその人になったように考え、求めていることをペルソナとして形にすることがクリエイティブなのでしょう。

これはもう広告に対するアイデア出しという範疇ではなく、企業の販売・営業戦略においても同じような事が考えられますね。コンシュマーはいつでも無い物ねだりで贅沢なのだ。大きく外れるマイノリティーなポイントではなく、少しだけ本流から外れた所に差別化のポイントを置く、その方が理解されやすく、訴求しやすいのでしょう。

世の中でHITした商品には、その商品が登場した時期の社会常識からすると、ハズレてしまっているものが数多くある。古くはSONYのウォークマンもそうだし、同じ携帯音楽プレーヤーのi-Podもそうですね。たいてい非常識な若者のライフスタイルから、ニーズが喚起され、そのペルソナに従った商品がHITするのでしょう。

今までの非常識な若者と言われた人たちは、繁華街に集まり、群れる所から若者文化と言われるモノを産んできました。Webと言うインフラが整った現在では、一定の場所に集まらなくても群れることが出来るようになりましたので、こちらはこちらで一つの文化を作り出しています。

昔は雑誌などからサブカルチャーとして、若者文化が出てきましたが、印刷媒体からWebへ、マスからパーソナルへと移り変わってきました。そのように大きな社会文化と言うものから、細分化された個々の文化になると、物に対しての執着は小さくなるのでしょう、物からサービスへの移行ですね。

最近Web上では綺麗なお姉さん達が、フリップを持って時間を教えてくれる「美人時計」が人気ですが、なんと「AV時計」まで出来ています。うーん、やはり私たちの世代との社会常識が変わってきている、今まではどちらかというとアンダーグランド的なイメージが有りましたが、この「AV時計」を見てみるとアングラなイメージは感じさせず、アイドルの一つのカテゴリーになった感じもします。

風俗とアイドルの隙間を埋める、サービス産業に成長するかもしれませんね。いいトシこいてもカワイイ女の子は大好きですから、傍観者として眺めさせていただきます。

さて、今日はもう12月の25日、クリスマスです。来週はもう元旦、2010年のスタートです、2009年は公私共にあまり良いことは無かったように感じますが、2010年は良い年になりますように。




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