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人を惹き付ける「引力」

昨日は、東京ミッドタウン5階の DESIGN HUB で行われた、若手アートディレクターの森本千絵さんの講演会に行ってきた。参加しているZUAN圖案という浅葉克己さんが会長を務める会が主催で開いたもので、年に2回ほど講演会を開いており、前回は佐藤卓さんの講演だった。今回は私と比べるとずい分と若いクリエーターの方でしたので、行こうか行くまいか迷ったのですが、人の話を聴くのは非常に楽しいので参加してきましたが、講演会場となる DESIGN HUB のリエゾンセンター自体が5〜60人しか入れない小じんまりとした会場ですので、プレゼンターと参加者との距離感も近く、会場に向かうエレベーターに乗り合わせたのが、私とプレゼンターの森本さんと、やはりアートディレクターで大先輩の佐藤浩さんの3人でした。

浅場会長を始め、カメラマンの十文字美信さんなど、クリエイターとして沢山の人に認められた方たちの講演を聞いた時に感じていた何かが、この若い魅力的なアートディレクターにも備わっていると強く感じました。

その人達に共通する“何か“とは何なんだろう?と、漠然と考えていた時リーダーとして登録してあった電通のさとなおさんのブログにあっけ無く載っていた。なんともはや便利な世の中になったものです。

「セダクティブというキーワード」と言うエントリーですが、私自身この言葉を知らなかった。氏の言葉によると、“Seductive(セダクティブ): 魅惑的な、誘惑的な、人をひきつける
派生的に超訳すれば、「一緒に仕事をしたくなる」「まわりに人が集まる」「まわりを巻き込むチカラのある」みたいなことまで広げられるか。” とあるが、講演会に参加してみて感じたことはプレゼンターの皆さんにはこのような周りの人や物を巻き込んで進んでいくような、勢いや力を感じていました。

このような勢いや力と言った個人のパーソナリティーは、クリエイターだけが必要としているのではなく、会社やグループなどのリーダとなる人が持っているべき資質なのでしょう。

自分が面白いと感じ、その面白さを他人と共有し面白さを大きく膨らませ、さらに多くの人を巻き込んで大きな渦を作っていくのが、リーダーなのだろう。昔まではその役割は雑誌等の既存メディアが担っていたが、今はブログやTwitterなどのソーシャルメディアに移行してしまい、今までと違う環境に戸惑いを感じて手を出さないでいることから成長という循環が切れてしまい、落ち込んだような“元気のない社会”になってしまっているのではないのでしょうか。

コモディティ化が進んだ業界で、選んでもらうための差別化があるとすれば、このセダクティブというキーワードだと思います。アートディレクターの皆さん、周りのクリエイターを巻き込んで、楽しいと感じられることを沢山やりましょう、大きな渦を作ってクライアントまでも巻き込みましょう。

なんか今まで原因がつかめなくモヤモヤとした感じがありましたが、解決したような気がします。ありがとう、森本さんとさとなおさん。




Comments:2

virbius 2010/08/05 19:16
takutakuさん、一週間以上放置で申し訳ございませんでした。コメントいただくとメールで通知できるといいのですが、使い方がイマイチ理解できていなくて。
まめにブログを書けばいいのでしょうが、不精なもんで。って言い訳しちゃダメですね、反省します。
takutaku 2010/07/26 22:16
セダクティブ、私も初めて耳にしました。
一般的には「仕事力」みたいに捕らえていてることでしょうか。
クリエイターの方達から見ると、より明確にされた分類なるのでしょうね。
勉強になります。
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