- 2009/11/30 Mon
- お仕事関連 > 変化する社会 > 気になったニュース
ライブドアニュースに「コンビニ来訪客の世代分布をグラフ化してみる(2009年11月版)」を読んだ、1989年から15年間のデーターは5年毎の物しかないが、2006年度以降は毎年毎の数字が出ている。データのある1989年から現在の来訪客数を比べると、20歳未満と20歳代の減少が見え、反対に 40歳代〜50歳代の増加が分かる。
コンビニは私もよく利用しているが、このニュースの記者が結論づけているような結果とはいささか違うと感じる。
データーのある1989年頃だが、この頃のコンビニの品揃えは現在の物と異なっており、どちらかというとミニスーパー的ではなかったか。
90年に入ってバブルが崩壊し、財布のヒモを絞られた人たちに今まであった弁当やおにぎりと言った内食でも外食でもない、買って帰って自宅や会社で食べるといった中食の品揃えに力を入れはじめ、家から一歩出た後は、コンビニがお客様の冷蔵庫として、食事からデザート、おやつや酒の肴まで提供する品揃えに転換したから、若年層だけでなく多くの年齢層に親しまれ、利用されるようになったのではないかと感じる。
若年層、特に20歳未満の減少が毎年定常的に減って来ている理由は何だろうか、とは言っても近年この2〜3年では利用者数は微増していたりするので、ここいら辺の数字で下げ止まりだろうか。
私は購入する商品の差があるのではと感じる、中高生あたりでは弁当などの食料よりも、お菓子やおやつ、漫画や雑誌などが中心で、毎日必ず利用する商品ではないように感ずる、飲料だと自販機でも済んでしまうだろう。
それに比べ中食としての食料を求める客は、パンやおにぎり、弁当やインスタント食品など比較できるアイテムが揃うコンビニは、毎日利用するお店なのではないだろうか。
世帯の家族構成が多い場合、コンビニで食料品を購入するよりも、スーパーで食材を購入し自宅で作る方が効率が高いが、子供たちが大きくなり家を出て行った後に残された夫婦二人だけでは、食べる分だけ買ってきた方が効率的でもある。
少子高齢化が進むのは簡単には止められないだろうし、地域社会の中心的な施設としてコンビニの求められる役割は、より強くなっていき、この表にはなかった50歳代よりも上の年齢層も主要購買者層として登場する日も近いのではないだろうか。
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