- 2010/02/11 Thu
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私たちが10代の頃は雑誌やミニコミ誌などの印刷物が流行をリードし、サブカルチャーとしての文化を創ってきました。情報の流通自体も新聞やテレビ、ラジオから映画館での上映などと今と比べると限られた物と言っても差し支えない程度でした。流通量が少ないから希少性があり、価値も高く、どの企業も喜んで大金を投入して発言の場を手に入れていました。
インターネットが社会に入り込み、人々の暮らしに根付いた今、情報の流通量は天文学的に増え、暮らしの一部となると情報に希少性は無くなり、その結果今まで水源に近かった情報源としてのマスメディアも、価値観が下がってしまい、現在はたたき売りのような状況ではないでしょうか。
流通する情報が上から流れてくる替わりに、沢山の人が共有するようになると、情報の水源地に変わってどんな物が価値を高めていったかというと、宝物のような情報を見つけることが出来る“検索”の価値が非常に高くなったと、共通認識として持たれていると思います。
情報は一部の人間や団体が所有し流す物ではなく、社会の一部になったと考えるべきなのでしょう。これが少し前からも言われだされている“ソーシャルメディア”ですね、そんなメディアの価値観さえ日ごとにスピードを増して変化しています。少し前まではBlogと言う形式で、起承転結を日記のような形の文章でコミュニケーションしていましたが、今はTwitterで、一言二言をタイムラインに並べることで、会話しているのに近いコミュニケーションが実現しています。
このようなメディアに変化があると言うことは、それを利用する側にも嗜好の変化があると考えるべきで、今では価値があると認識されていた芸術作品のような広告は、あまり評価されなくなったように感じます。
キャンペーンでもそんな重厚な広告作品一点だけの構成ではなく、POPでたのしでたのしで楽しそうなビジュアルに、キーワードとなるキャッチフレーズを入れ込み複数の作品で構成するキャンペーンの方が、ソーシャルメディアを使い慣れた人たちに受け入れられると考えます。
Webサイトでも同じようにワンビジュアルワンフレーズと言ったデザイン優先の構成よりも、必要と思われる情報を選びやすいように整理し、インデックス化したものを必ず入れ込むなどの工夫も必要だと思います。このBlogもそうですうが、サイトもそろそろ改修の時期です、全面的に見直して改修しなくてはいけませんね。
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