日本国際賞
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- by virbius
- 2009/04/30 Thu 13:55
先週23日、日本国際賞の表彰が行われ、公務負担軽減から天皇陛下からのお言葉を無くされたことがニュースになっていた。
もとは、日本にもノーベル賞に匹敵するような賞が必要だとして、1981年に構想が立てられ、1983年に政府内で閣議決定された後、1985年に第1回の授与式が国立劇場で行われた。
今まで余り興味を持って見たこともなかったのだが、今回の受賞はあの「成長の限界」のプロジェクトリーダーでもあるデニス・メドウズ博士、上のYouTubeの画像の先生だ。
国連などの国際機関や、名の通ったノーベル賞ではなく「日本国際賞」だ。
今までどの様な分野の、どの様な方々が受賞されていたのかは、2002年に受賞したWorld Wide Web(WWW)を発明し、欧州原子核研究機構(CERN)にいた、ティム・バーナーズ=リーぐらいしか知らず、後のお方はお名前と写真を見ても私など聞いたことがないお方ばかりです、メドウズ博士の受賞で少なくとも日本を動かしていくTopの人間達は、この差し迫った危機感を共有しているのだろうと感じる。
でもいまだに「環境、省エネ。何それ、ハァ?バッカじゃない、マスコミに踊らされてんのよ」の認識しかない人もまだまだ沢山いる。
日本ではまだ危機的な状況ではないかもしれないが、局地的にはもう始まっている、一例を挙げればソマリアの海賊。
海賊が出現した原因の一つは、季候変動による降水量の減少で、作物が取れなくなり、飢えて死ぬより持っている所からいただけ、と言うこと。
だいたい一番弱い所からしわ寄せが起きてくるんだよな、自戒を込めて。
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