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変えていくのは大変だけれども

先ずは昨年大阪府知事に就任され、財政再建に取り組み、2009年度には黒字転換への見通しがついた、橋下徹知事の手腕に、府民も大喜びでしょう。

何よりも一番大変だったのは、財政再建の方針や方法を策定するよりも、職員の抵抗を抑え、目的を達成することだった事は、たやすく想像できます。

カエルは冷たい水から熱い水へと環境を急に変えると、ビックリして飛び出すが、同じ環境で少しずつ水の温度が変わってもそのままじっとして動かず、やがて高くなりすぎた水温のために死んでしまう。

人間をカエルと比較するのもなんだけれど、人間は慣れ親しんだやり方を変えさせられることに、心理的抵抗を強く感じるという。

先月25日、毎日新聞が大阪府の課長・参事と言った役職の職員に、アンケートを取った記事が載った。

内容を見ると、府政の方向性が「良くなった」と回答したのは58%、一方「悪くなった」と否定的に答えたのは42%。

今まで財政再建という名目で、改革を進めていったが、否定的な意見を言う職員が多いのにはビックリしたが、アンケートにあった「意見や提言」を見てもその傾向が見て取れる。

新聞社サイトは、一ヶ月ほどで有料のアーカイブへ移行してしまうため、現在の記事を転記しておく。


橋下知事への意見については、提言や批判、称賛などさまざまな声が寄せられた。「意見や提言」では、「一過性で終わることなく、命がけで取り組んでいただきたい。知事がその姿勢であれば、『大阪・関西の地域主権』の確立に向け、命がけで取り組む覚悟である」(本庁・参事)など。一方、「批判」の声は「180万人の支持を受けたからと鼻高々で、府の権力をすべて握ったと錯覚しているようだ」(役職不明)▽ 「『思いつき』が『思い込み』になり、今や『思い上がり』になっている」(本庁・参事)▽「役人いじめの言動にはうんざり。全否定されているみたいです」(本庁・課長)など。「称賛」意見では「大改革に関係していることを幸せに感じる」(本庁・参事)▽「知事にメールをすることがあるが、すぐに返事が返ってくる。そのスピード感と熱心さには感服している」(本庁・参事)などがあった。
毎日新聞 2009年1月25日 東京朝刊


今まで政治の世界でも、改革に対して否定的な言葉が聞かれたが、あまり政策的な言葉は聞いたことがない、どちらかというと根拠のない感情的な意見が多い。

自治体でも、企業でも自らを変えていかなければいけないことは、理解できていても、今まで慣れ親しんだ方法を変えることに抵抗を感じ、改革の足を引っ張る。

「子供が自分のおもちゃを取り上げられるのがイヤで、駄々をこねているだけだ」などと言ってしまうのはたやすい。

そんな意見を持つ人とも議論を重ね、目指す方向を見つける忍耐も必要だろうが、企業の中で仲良くすることよりも、やはり一番必要なのはリーダーの「変えていかなければ」という熱い気持ちと、顧客を裏切らない姿勢なんだと思う。




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