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ライフサイクルを考えてみる。3

2からの続きです。
ライフサイクルが終わったと考えられていた商品も、複合的なイノベーションで環境が変わってくると、再び舞台に登場する可能性もありますね。携帯音楽プレーヤーなどは、その最たる物でしょうか。カセットテープで始まりメディアが時代とともにCDやMDに変わりましたが、商品自体ライフサイクルも終焉を迎えた感が否めませんでしたが、AppleがHDを搭載し、パソコンで音楽を管理するスタイルを取るi-Podで返り咲きましたね。

製品も楽曲のソフトもコンピューターも、全てが手元にあったSONYからではなく、その頃はMacと言うPCのメーカーでも、マイノリティーなAppleから出てきたのは、その数年前にCEOに復帰した、スティーブ・ジョブスの指導力なのでしょうか。

しかし成功したから良い物の、躓きでもしたら独裁者とかワンマン社長とか、新聞などでも相当叩かれるところでしょうね。その携帯音楽プレーヤーもそろそろライフサイクルも終わろうとしていますが、これをPDAと合体させ、情報端末を持ち歩くと言う新しいライフスタイルの提案が、iPhoneですね、これも通信環境の変革で、さらに大化けしそうな商品だと思います。

パーソナルな部分はこの位にして、重厚長大な施設の新設が少なくなると、現在ある大きな施設はどうなるか、例えば流通業。日頃の服や靴、小物などはe-コマースが多くを占めるようになり、Net販売の割合が増えると同時に、体の物差しといえるようなサイトも出てくるかもしれません。メーカーやブランドごとの服のサイズを、SNSのようなユーザー特定ページで、細かい部位の体のサイズ・足のサイズを記入する事で、ブランドごとのピッタリのサイズを提示してくれるサービス、このサービスがあればNetで服や靴を頼んだけれど、着たらサイズが合わなかった。というような心配を払拭してくれるサービス。

この様なインフラに近いものは、多くのブランドの参画が必須なので、実際に流通を行うリーダー企業が作り、運営していくのがベストでしょうね。これに比べ現在ある大型SCなどはより個性を打ち出し、買い回りにエンターテインメント性を持たせた、アミューズメントに近いショーケース的な施設になるのではと考えられます。

家庭の家電製品なども効率化、省エネルギー化が進み、現在一世帯あたり一ヶ月の電力消費量は約300kWhから、 1990年頃の250kWh程度に落ち着き、さらなる効率化をめざすと太陽電池や風力発電など、地域での発電や、各個人宅でのコージェネレーション化で、電力会社から電気を買う習慣が無くなるかもしれません。また大手電機メーカーでは個人宅向けの原子力発電ユニットを開発中と聞きます。

たくさんの技術革新で社会環境や生活が変化して行きますが、これからどのようなモノが発案され、応用されていくのか実際に目にしたわけではありませんし、魔法使いでも予報屋ではありませんので当たり外れもあるでしょうが、だいたいこんな事がこれからの10年〜15年で起こるのではと考えられます。




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k8 blog 2024/07/02 12:01
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