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選ばれるために

商品だってお店だって映画俳優だって、コンテンツにしても人に選ばれて初めて商売が成り立ちます。

恋愛なんかでも気になる選んだ人をよく知りたい、理解したいと言う所からスタートしますよね。

商品として選ばれる理由は、値段?デザイン?素材?メーカー?ブランド? さまざまな条件で商品を選ばれていると思います。中でもブランドを理由に選ばれる方は「そのブランドの商品でないとダメ」と言った非常に強い志向性を持っています。

なぜブランドにはこのように「とことん気に入ってもらえる」強い志向性が出来るのでしょうか。

商品であるブランドと同じように、美術や音楽と言った芸術家個人にも強く惹かれる「個人ブランド」という面があります、作家の村上春樹さんはデビュー当時、千駄ヶ谷でジャズ喫茶(夜はバー)『ピーター・キャット』というお店をやられていましたが『走ることについて語るときに僕の語ること』の本の中で、お店の経営と作家としての活動の基本的なポリシーは変わらないと書いています。



「『みんなにいい顔はできない』、平たく言えばそういうことになる。
店を経営しているときもだいたい同じような方針でやっていた。店にはたくさんの客がやってくる。その十人に一人が『なかなか良い店だな。気に入った。また来よう』と思ってくれればそれでいい。十人のうち一人がリピーターになってくれれば、経営は成り立っていく。逆に言えば、十人のうち九人に気に入ってもらえなくても、べつにかまわないわけだ。そう考えると気が楽になる。しかしその『一人』には確実に、とことん気に入ってもらう必要がある。そしてそのためには経営者は、明確な姿勢と哲学のようなものを旗じるしとして掲げ、それを辛抱強く、風雨に耐えて維持していかなくてはならない。それが店の経営から身をもって学んだことだった。」



「とことん気に入ってもらえる」お店と作家という、社会の中ではけして普遍的ではない特徴を持ったお店と職業のブランディングポリシーその物と感じます。

つまり誰もが理解出来る当たり障りのない、読み終わった後、何が書いてあったかすぐに忘れ去られてしまう文章よりも、クセがあるかもしれないが自分の信念やポリシーを表明し、読み終わった後、心に何かしら残る文章が「とことん気に入ってもらえる」為に必要な事なのでしょう。

ただそのために気に入ってもらえない九人からは、「独善的だ」とか「利己的だ」とか文句が出たり、風当たりも強い時もあるのでしょうが、それに耐え維持していかなければブランドにはならない、プライドと痩せ我慢の先にあるものなのかもしれません。




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